2011年5月2日(月)晴天190日目。③。

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22時頃。 1人になった少女は、いつものように壁に寄り掛かるように座り込んでいる。 俯いているので眠っているのかもしれない。 B氏は14時頃、森から戻ってきた。 彼は酷い顔色だった。 全身泥だらけで顔の下半分には手ぬぐいを巻き、口からの出血を防いでいた。 彼は雨のせいで何度も転んだらしい。 少年は亡くなった。 B氏の話しによると、森の中で発見した時にはすでに少年は倒れて亡くなっていたそうだ。 私はB氏から少年が倒れていた場所を教えてもらった。 ……。 少女(8)は発見出来なかった。 B氏は少女(8)が崖から転落した可能性があると、言っていた。 …彼(B氏)はどこかおかしい。 彼は自分では大丈夫だと繰り返し言っていたが…。 彼は戻ってきてから灰皿にお茶を入れて飲もうとしたり、自分の指にライターで火を点けようとしたりしていた。彼は口が痛くて煙草が吸えないと言っていたのに、何故かライターの火を繰り返し点けた。 …本人は疲れているだけだと思っているようだ。 これから少女に食事を与えてくる。 …今夜は食パンを2枚にした。 写真を載せてみた。 B氏の使用した手ぬぐいだ。image=414639267.jpg
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