オオカミさん達と鈍感少女

4/9
前へ
/11ページ
次へ
「そういえばさっき先生が、明日部活あるって言ってましたよ。」 「え!本当!!」 「先輩のそういう所可愛いですよね。」 「なんか言った?」 「え!?いや、なんでもないです。」 春斗君はふくれた頬を赤くした。 「じゃあまたね!」 「はい。」 ホームルームが始まる時間に、私達の担任&数学担当の若林龍一が教室に入ってきた。先生のあだ名は[龍ちゃん先生]人気者で、格好よくてメガネが似合う先生だ 「前回数学の小テストで赤点取った人は、放課後居残りですよ。」 えぇー。 「まあ、このクラスで一人ですけどね。」 うぅ.....(汗) -昼休み- 昼休みは友達とご飯を食べている。まあ一人は寂しいし、そう言う設定じゃあないしね...。 「あんた昼休み委員会じゃないの?」 この子は桃園夏美。上から目線でちゃんと毒舌。でも、ちゃんと人の事を考えてくれる優しい子。 「あ、本当だ...。どうしよう...。」 「まだ大丈夫だよ。1時からだって言ってた。」 この子は中沢優衣。優しくて、おっとり。でもかなりの天然。 「ありがとう!優衣!」 「じゃあ、私行くね。」 「行ってらっしゃい。」 「ドチしないで頑張りなさい。」 「うん!」
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加