オオカミさん達と鈍感少女

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~ちょっびりドキの委員会~ 「安藤委員会始まるぞ。」 そう言って呼びに来てくれた坂口君。私達は今から、図書委員会へ行ってきます! 私が思う委員会って、アンケート用紙をクラスに配分するから呼ばれたり、意見を出したりするんじゃないのかな?私達は今、新刊の本の入れ替え中です。仕事と言えば仕事だが、ご飯食べた後はキツイ....。 「疲れるね...(泣)」 「仕方がないさ。いちよ仕事だし。」 「私図書委員会に入った理由は、本が好きだからと、楽かなって思ったからなのに...。」 「俺は安藤が入ったからかな。」 「え?私が入ったから?」 また顔が赤い...坂口君。上の本棚の整理だから、距離が近いからかな。でも、さすがにこの体制はそろそろ限界が...。その時足のしびれがビークにたっし、私は転びそうになった。 「安藤危ない!」 坂口君にお姫様抱っこをされた状態で、助けてもらった。必死だったのはわかるが、すごく顔が近い...。さすがに私も赤くなった。 「あ、ありがとう...。これで二回目だね。私って本当危なっかしいね...。」 「あぁ、本当危なっかしい。」 「ですね...(汗)」 「でも、俺が...いつでも...た、助けに...行く。」 顔中真っ赤になりながら、坂口君は言った。なんか坂口君を見てると、和む自分がいた。だって、いっつも真っ赤で可愛いんだもん。 「じゃあまた助けてね。」 「おお....。」 こうして昼休みは無事終了したが、私の中でなにかが動き出した気がする。ちょっとだけ、坂口君の事を考えていた。 でもまだ知らない。私はこれからもっともっと、ドキドキすることがあることを....。
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