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-保健室-
「もう、こんなになるまでやらなくても...。」
「ごめんなさい。」
「先輩はもっと体大事にしてください。」
「ごめんね。久々にやったから。でも春斗君強くなったね。私、びっくりしちゃったよ。」
「僕は先輩を守れるくらいの強い男になりたいんです。」
なんか、可愛いはずの後輩が格好良く見える。
夕日のせい?
「春斗君はそのままでも....。」
「そしたら、僕は先輩に追いつけない!!」
強い眼差しは、男の子では無く男だった。
そう思うと急に意識しだして彼の顔が見れなくなってきた。
「先輩、ちゃんと僕の顔見て下さいよ。」
「急に春斗君が大人っぽい顔するからでしょう!」
そう言うと春斗君の顔は真っ赤になった。
可愛い後輩と油断してたら....。
「いつまでも見くびらないで下さい!」
急に押し倒された。
「は、春斗君///?」
春斗君は私の耳元で
「絶対先輩を振り向かせます。それまで待っていて下さい。」
囁く。
甘く、ゆっくりと。
「は、はい。」
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