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そんなで、トワの血の影響で起きる異常現象の頻度は群を抜いて多い
つい最近、その異常現象の大方の根源を処理して、忙しい仕事が一段落して、あぁやっとまともに休暇が取れる！なんて考えていた矢先だ
こんな厄介な仕事が舞い込んできたのは
顧客の情報は、仕事をする私達にも教えられていない
所詮末端の社員ということか
しかしそれでは納得がいかない
時には規約を無視して、顧客を調べてみることもある
結果分かったこと、今回の依頼主は、民間の中小企業の社長で坂口というらしい
しかしそれにしても、民間の企業が何故こんなにも厄介な仕事を依頼してくるのか
世界血液魔法協会の所有する建物の破壊工作だなんて
ほとんどテロ活動の領域じゃないか
もしばれれば、会社に泥をぬるなんてことじゃすまされない
この依頼を請け負った社長の脳みそが理解できない
｢はぁ………｣
まだ無職にはなりたくない
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