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気がつくとあたしは、知らないとこに居た。 白い天井、白い壁、机、窓、クローゼット、ドア。 生活感の無い部屋だった。 「あっ気がついた?」 優しい声がした。 声がした方を向くと、 金髪に近い茶髪の、いかにもヤンキーな男が居た。 「龍哉、この子起きたんだけど!」 「生きてんなら、もういいだろ。」 低くだるそうな声が聞こえてきた。
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