Ⅴ.戻り方

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「次は…」 「親に言わねーとな」 「う…ん…」 あのババァが、私の話に耳をかたむけてくれるだろうか。 もし聞いてくれたとして、許可をくれるだろうか。 許可がなければ、きっと銀ちゃんは万事屋に入れてくれないだろう。 次々と不安がよぎる。 「んなしみったれた顔すんなって。 挨拶として、俺もついてってやるからよ。」 え? 「マジ!?」 「あぁマジマジ。」 「いやヨー銀ちゃん。なに未来のマミーまで餌付けしようとしてるアルか。 銀ちゃんに任せると心配ネ。私が行くアル。」 「てめ、餌付けとか言うなよー。俺はただこの先も仲良くしようという挨拶なつもりだ。それにお前に任せる方が心配」 「だったら僕が行きましょ「「黙ってろ眼鏡!!」」 「ね、挨拶ってさ、結婚すんじゃないんだからさー…」 「いずれは「未来は私のモンアルぅ!!」 てんめ、さりげ告白の邪魔すんな!百●かてめーは!」 「銀さん、そうゆうことは禁句です。」 「ネー未来?」 「?」 「未来のマミーは何歳アルか?」 あのババァ、17ん時できちゃった婚らしい。 そんなこと子供に言うなんておかしすぎる。 「31だよ」 「若っ!俺、親の方狙おうか…」 「銀さん何言ってんですか… ってか、未来さん何歳ですか?僕より年上かと…」あー、ウチ老けてんのね。 「14。」 「マジでか!?」 「マジだよ、神楽。」 「同い年アルぅぅぅ!」 _
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