Ⅱ,馬鹿じゃん?

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「え?なんで?痛い。痛いよ銀ちゃん!」 「そんなに?わりぃな強くやりすぎたか。」「いや、ちがくて!!なんで!?なんで痛いの!?」 おかしい。これは夢、痛いはずがない。 てことは… ―――――――――― 「なんですって、トリップ?」 「そーみたいなんだよ総一郎くん」 「旦那、総悟です。 なんですかィ急に。トリップなんてあるわけ…」 そう。あるわけない。 だが、痛みをかんじ、温もりまでかんじる夢があるだろうか。 いや、ない。だから多分トリップであろうとおもう。多分ね。 「どっから来たんでィ」 「未来…?うーんと、漫画だから過去じゃないか。現実からってかんじ?いやいや、今の私は現実じゃないわけじゃないから…」 ぶつぶつ。どう説明したらいいのかわからず、あたふた。 そこに総悟が一言 「馬鹿じゃないんですかィ?」 _
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