Ⅲ,一夜

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銀ちゃんであそぶの面白い。 Sに目覚めた瞬間。 「ただいまー」 「何で我が家感覚で帰ってきてるんですかこの人」 「こまけーことは気にすんなってぱっつぁんよー」「なんか銀ちゃんっぽいネ。 キャラかぶってよくわかんネーからやめろヨ。」 「そーだよ俺のキャラとんなよー」 「ごちゃごちゃうるせーよコノヤロー」 「だからとんなって!!」←銀 なんだかんだやっぱあったかい万事屋だった。 「私が欲しいのは、これなんだなぁ」って 思っちゃったり。 「え?なに?銀さんのキャラ?」 …声に出ちゃったり。 ―二日目― 「てかさ、名前とか聞かないわけ?」 「あー?どーせ今日帰るんだろ?いんじゃね別に。それともなに、名乗りたい?」 「いーよ。私名前嫌いだし」 親がつけた名前なんて、名乗りたくない。それより、今日帰るのだろうか。 あの家に、元の世界に、帰れるのだろうか。 できれば、帰りたくない。 銀ちゃんといっしょに居たいし、何より向こうに私の仲間はいない。 つまらない。 「銀ちゃん…私…帰りたくない…」 _
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