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「何言ってんだぁ?急に。
親も心配してんじゃねーの?」
「するわけないじゃん。
向こうにはね、私を受け入れてくれる人なんていないんだ。
そんな中生きてたら、壊れちゃうよ。」
「まだ若ぇーんだ。諦めるには早過ぎるぜ?」
「私、高杉の気持ちがわかるの。神威の気持ちも。」
「!!」
「なんで神威知ってるネ!?」
「私がいた世界では、あなた達の漫画があった。私は大好きだった。だから知ってる。全部、全部。」
「俺の…過去も…」
「知ってる。銀ちゃんの過去。だからこそ、憧れる。私にとって、あなたは、松陽先生のような存在なの!!」
「っ!」
「高杉の狂った生き方も、神威の歪んだ考えも、共感できる。
だけど、銀ちゃんの考えがわからないの。」
なぜ、恩師を奪った世界で、生きてゆける?
(先生を奪ったこの世界を享受し、のうのうと生きていける!
俺ぁそいつが腹だたしくてならねぇ!)
(欲しいものなどない。振り返ることなどない。前しか見えない。)
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