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「…え?」
名前はわかる。でも、ほかは、意味わかんない。
「なんで…なんで親になんか言わなきゃいけないの!?それに、危険な依頼だって構わないよ!!それ承知で万事屋入るのに!!
…なんで…私だけ…」
「親に言うのは当たり前だろ。学校だってあるんじゃねーの?あとお前、紅桜ん時とか、吉原とか、知ってんだろ?あれを見るように、いつ死ぬかわかんねーんだ。そんな中に、戦ったことのないガキ放り込むわけにはいかねェ」
「学校だって、親だって、ずっとこの世界に居るなら関係無いじゃん!
別に、死んだって構わないよ!!私は生きてる意味なんかわからないんだ!銀ちゃんたちだって、新入りが死んだって別に[ベシッ]…………。」
「死んだって構わない?
馬鹿なこと抜かしてんじゃねーよ。
生きてる意味なんかわからない?
生きてる事に意味があんだよ。
てめーの人生、まだまだこれからだろ?今がつらくたって、今に意味がある。今が無きゃ、未来なんて語れねーんだよ!!
確かに俺ァ、そんなお前なんか死んだって構わねーよ?だが、死んでもいいだの、死にたいだのの心を持ってるやつァ此処には置けねーなぁ。そんな志じゃ足手まといだ。」
痛い。痛い。チクチク、頬と共に痛む、心。
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