Ⅰ,二択

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今月に入って何回しただろうか、家出。 そう、私は今、世にいう反抗期をむかえている。 親がウザくて仕方ない時期だ。 「銀ちゃんに会いてェ…」 そう呟いた私の言葉を、神は聞いてくれたのだろうか。 家を出て、土手に座っていると、急激に睡魔に襲われた。 「まぁ、いいか。」 季節は夏。寒くはないので寝ようと、瞼を閉じた。 坂田銀時に会えますように、と願って。 (もし、異世界に行けたとしたら、現実世界と異世界、どっちで一生を終える?二択だよ。) _
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