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「可愛くなりたいなぁ…魔法使いが来て美人にしてくれたらいいのにな…」
雪乃は鏡を見ながらつぶやきました。
すると、突然フワッとすずらんの香りがしました。
「…え?」
雪乃が目をこらして鏡を見ると
…そこに写るのは…
「きゃあぁあーーオバケ!?!?」
白いシフォンドレスに緑色のリボンを巻いた小さな手のひらサイズの妖精。
「オバケとは失礼ですね…私は鈴と申します。女の子のための妖精です。あなたの願いを叶えるお手伝いを致します。」
雪乃は目を丸くさせて固まりました。
(夢をみてるのかな…)
「痛っ!!何するの!?」
鈴が雪乃のほっぺたをつねったのです。
「私は本当にいます。夢ではありません」
「わかった!わかったからはなして!」
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