0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「……テメェは……ランクC能力者……そんな奴がぁんでこんなとこに……」
ゼロは俺の制服の襟章を見ていった。
襟章は能力のランクを見分けるためにランクによって色や見た目が違う。
Aランクは白に黒枠。
Bランクは青に白枠。
Cランクは赤に黄枠。
Dランクは緑1色。
ちなみに俺はゼロのいった通り赤に黄色い枠がついたCランクだ。
俺は自分のランクを言われて無意識にゼロの制服の襟章を見た。
するとゼロの襟章は黒に白枠だった。
(あんな襟章……あったっけ?)
先程いったランク表示の中にはなかった色だった。
「どけ……。テメェみてぇな雑魚がいる場所じゃねぇ。ここは……」
ゼロは俺の肩を押しのけ横を通り抜けていった。
その時ゼロが俺の肩に手をついた。
その俺の肩には血がハッキリと手形でついていた。
最初のコメントを投稿しよう!