プロローグ

2/5
前へ
/33ページ
次へ
俺は相沢紘(アイザワヒロ)、十五歳四月から私立美景(ミカケ)学園に通う事になっている。 俺は現在俺を含めて三人で暮らしている。 広い家の中に三人しか住んでいないのが勿体無いと思うもののそれは仕方無い。 夕方の夕食時なので二階にある自室から出るとリビングに向かう。 階段を降りてリビングに入ると家の三人の住人の家の一人、俺の姉の相沢桜(アイザワサクラ)がエプロン姿で夕飯の準備をしていた。 桜「あっ、紘」 桜が紘に気づき振り返る。 俺が言うの何だけど、姉さんは十人中十人振り返る程の美少女だと思う。 長く伸びた栗色の髪に優しいげな顔、何時もホワホワッとしたオーラを漂わせている様な感じの人だ。 紘「今日の夕飯何?」 姉さんの顔を見ると何故か自然と笑みが溢れる。 桜「今日はハンバーグよ♪」 紘「そうなんだ」 二人の会話が聞こえたらしく二階が騒々しい。 ドタドタドタドタ!! 「今日ハンバーグなの!」 笑顔でリビングに顔を出したのは最後の住人、俺の妹の相沢沙夜(アイザワサヤ)、姉さん同様栗色の髪をツインテールにしたまだ顔に幼さの残るこれまた美少女、妹といっても同い年でどうしても同い年とは思えない幼さだ。 紘「沙夜、階段はもう少し静かに降りるようにしないと駄目だぞ!ハンバーグが無くなる訳じゃないんだから」 沙夜「ハーイ…」 沙夜は若干落ち込みながらもハンバーグを食べている内にまた元気になっていた。 その後風呂に入り三人でリビングでくつろいでいたが時間を確認し紘は立ち上がる。 紘「そろそろ寝るよ」 桜「まだ十時よ?」 紘「明日の準備とかしたいからさ初日から遅刻は嫌だし」 そう明日は高校の入学式があるのだ。 沙夜「僕もそろそろ寝ようかな、フワァー」 沙夜も欠伸をすると立ち上がり二人は階段を上がっていった。 紘は明日の入学式の準備を終えるとベットに横になり眠りに着いた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加