―大変な学園生活―

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桜「か、華帆…!?」 止めに入ったのは又々生徒会の副会長三ノ宮華、華帆は紘と桜達の間に割って入り、桜を見る。 華帆「生徒会長がこんな所で何してるの?」 華帆は静かな声で桜に尋ねる。 桜「わ、私はただ…弟にこの件について聞いてただけよ!」 桜は掲示板に張られていた学園新聞わ剥ぎ取ると華帆に向ける。 華帆「弟?」 華帆は紘の方を振り返る。 絋「はい、相沢桜の弟の相沢紘です。朝は助けてくれてありがとうございました。」 華帆「へぇー、あなたが桜の可愛い弟の相沢くん、話は何時も桜から聞いてるわ」 華帆は紘の頭の天辺から足の爪先を見ると目を細めて笑う。 紘「何の話をしたのか凄く気になるんですけど…」 一体姉さんは三ノ宮さんに何の話してるんだろう… 桜「コラッ、話を反らさない!!せ・つ・め・い・しなさい!」 紘が華帆に尋ねていると、桜がビシッと人差し指を立てる。 碧「あの…、それについては私が説明します…」 それまで黙っていた碧が恐る恐る手を上げる。 桜「あなたは写真の!?」 桜は一旦言葉を切る。 桜「説明を聞きましょうか」 玲「あの…すいません、話の途中であれなんですけど…」 玲が言いにくそうにしながらも告げる。 玲が「場所を変えませんか…?」 玲の言葉に桜は首を傾げ、周りを見てみると、周りには沢山の生徒達が集まっており、話し声が聞こえてきた。 「美少女五人と一緒なんて羨ましいな」 「俺達のアイドルと何やってるんだ!?」 周りの男子生徒達が鬼の形相で紘を睨み付けていた。 紘「場所を変えようか…」 桜「そうね…」
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