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紘「ハァー…何で俺…」
額を抑えながら紘は少し落ち込んでいた。
泣かせてしまった……
あんなにも嬉しそうに笑っていたのに…
沙夜「後で話すんだよ」
紘「うん…」
張り出されていたクラス訳で、二人はB組だったのでB組の教室に入る。
教室に入ると、紘は異常な視線を感じ視線のクラスを見渡すと、クラスの半数以上が紘を見ていた。その中には
玲、同じクラスだったんだ…
…目が赤い…さっきまで泣いてたのか…?
罪悪感で玲を見ることが出来ない。
‡
何なのよあいつ……
私の事忘れるなんて……
「どうした玲?今日は元気ないな」
一人の少女が玲の顔を心配そうに覗き込む。
玲「何でも無いわよ」
コイツは白井碧(シロイアオ)私の親友だったりする。
碧「まあ話してみなよ」
玲「実は…」
まああんまり気は進まないけど洗いざらい碧に話してみた。
碧「ハァー何その男!!それで玲、何もしなかったの!?」
玲「ひっぱたいてやったわよ」
碧「玲を泣かしたんだからもっとボコボコにしてやったら良かったのに!!」
玲「碧、声が大きいわよ!」
碧が奮起してギャーギャーと騒いだ為、クラス中に話しが聞こえてしまったらしくヒソヒソ声で所々で話している。
「相原を泣かしたらしいぜ」
「許せないよな」
「本当に最低男ね」
「そうねっ!!」
全くもう…
そんな時張本人が教室に入って来た。
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