~序章~

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「やっぱお前か。」 「んだよ冷てーな真くぅん。」 とふざけた口調で喋っているのは俺の親友の蒼花 蓮(アオバナ レン)だ。 蓮は勉強は出来ないが運動力は学年トップで明るい性格なので皆から好かれている。 俺達は今昼休みなので学校の屋上にいた。 普通、昼休みと言ったら皆勉強中なのに何故かいつも蓮は勉強をしないで俺の所へくる。 「お前勉強はいいのか?」 「勉強なんて暇な時にやればいいんだよ。それにしてもここは暇だなぁ」 じゃあ勉強してろよ。 でも蓮の言う通りここは何もないから暇だ。あると言えば落下防止の為の柵くらいだろう。 でも俺はここが好きだ。ここは何も無いから来る生徒も少ない為自由に過ごせる。 まぁ受験生だから来る奴もいないだろうけど…。
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