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[緑]
…―ざわ…っ
空気が、変わった。
普段は絶対に行かない…というか緑也には全く縁がない特別クラスがある棟。
そこをゆっくりと歩く。
色んな人から向けられているその視線は絶対に好意の目ではない。
(何もしないっつーの)
「…愛野くんは、ぴーすふるな子なのになー」
呟いた声は勿論聞こえてないだろう。
周りを気にせずに目指すのは、赤派のリーダーのクラスだった。
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