優斗

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俺が生まれたときに何人の人が笑ってくれただろう。 俺が死ぬときに何人の人が涙を流すのだろう。 恋い焦がれても、愛してもいずれ人は離れていく孤独なもの。 それならば最初から"自分"を曝け出さなければいい。 人を信じなければいい。 人を愛さなければいい。 そうすれば、自分が苦しめられなくてすむ。 傷つかなくてすむ。 全ては自分を自分で守るため。 俺はこうしてここまで生きてきた。 だから…これからも━━━
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