再会は突然に

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俺たちが生まれる何十年も前、太平洋の真ん中である新種のエネルギーが発見される。 それがルート。 当初からエネルギー問題が危惧されていた世の中、どこの国がそれを研究するかで大いに揉めた。 ルートの発生地では小競り合いが続き、三度目の世界大戦が勃発しそうにまで発展した。 そこで国連は大戦を回避するためにある条約を取り決める。 それは“ルートを研究して解ったことは包み隠さず全世界に公表すること” これを“新エネルギー条約”という。(もしくはルート条約) つまり、「新エネルギーの独占は禁止。してないか確認するために証拠を出せよ」ということ。 この条約のおかげで各国の緊張状態はとかれ、研究合戦へと移行する。 そして約十年後、 “人体からもルートが発生している”ことに気が付く。 これを口きりにルートの研究はどんどん加速していく。 現在解っていることは 電気エネルギーはルートに変換出来る ルートは物質をデータ化、粒子化することが出来る 人体から発生しているルートは放出することが出来る ということ。 今では生活の一部になり、誰もが持っている便利な物になっている。 例えばさっき何もない空間から刀を出したのは俺が付けてる腕輪がルートを発生させていて粒子化して中に保存させていたものを出したからだ。 ちなみにこれは充電式で、携帯のように充電すれば簡単に使える。 しかし、どんなものにも例外というものが存在する。
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