再会は突然に

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「かかかかかかか、一輝か?」 「そうだ」 そこまで動揺しなくてもいいだろ。 しかし、確かに三年会ってないがそこまで変わったのか俺? 俺は茅のこと直ぐにわかったぞ。 男と女の違いかな? 「それより、なんでお前はこいつらを庇ったんだ?」 「あわわわわわわわわわ」 実際にいるんだなパニクってあわわわなんて言うやつ。 漫画だけだと思ってた。 でも今はそんなことより 「てい」 「あいたっ!」 脳天に軽いチョップをして戻す。 「どうして強姦魔を庇おうとしたんだ?」 「な……ちがっ……」 今更否定するなんて白々しい。 あんなのどう見たって強…… 「この人たちは記者だぞ?」 ………姦、は? 「………記者?」 「そうだ記者だ」 「そ、そうだ。私たちはれっきとした記者だ」 そう言って名刺を渡してくる自称記者さん。 そこには 月刊ラインナップ 記者、飯沼 賢 と書いて会った。 あらぬ誤解をしてしまった。
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