いーち

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口は災いの元。 とは昔の人は良く考えたものだと私はこの頃つねづね思う。 今の世の中、 情報を伝えるには書く、 メールを打つ、 写真を写すなどなどたくさんあるにも関わらず、 未だに口で伝える情報以上のインパクトを持つものは存在しない。 メール、写真、手紙などは、 人間に伝える前に自分でしっかりと内容を把握する時間があるが、 口で何気なく言うことはそんな時間なんぞ存在しない。 言ってしまったが最後取り返しがつかないのだ。 あ、ごめん、今のなかったことにしてくれる? え?いいよ。 ハイ… 今消去したから心配しないで。 もう何を言ったのか全く覚えてないから。 ありがとー。 恩に着る。 みたいなことは全くこの世にはあり得ない。 残念ながら。 よって、口は最強の情報の伝達技術ということに私の中だとなっているわけだ。 そして、私は辺銀に言ってしまった何気なくないことに 絶賛後悔中…だったりしない。
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