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ピーンポーン。
ペーンギーンくーん。ご飯ですよ~。
「…。」
合鍵がないため、
初めてここに来た時と同じようにチャイムを鳴らしてしばらく待つ。
一分、二分、五分…十分。
ピーンポーン
「辺銀早く~お腹すいたー」
一分、二分、三分…十分。
ピーンポ、ピーンポ、ピピピピーンポーン。
「辺銀、遅すぎるよ。早く。」
それから何分たっても辺銀は出てこなかった。
お昼も夕飯も、次の日も。
そんなことを毎日繰り返していたら、一か月経ってしまった。
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