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銭湯中学校の視聴覚室。
いつも放課後、第七部隊はそこに集まっている。
「暇だ…」
「暇ですぅ…」
「暇なら少しは掃除しろ」
上から順に紹介すると
変人仕事なし、
小路三喜男
心は男、体も男、顔立ち、口調は女、
猫島晴
真面目で生徒会長だが魔王と崇められている(ごく一部)、
田辺淳宏
三喜男は座って口を開けている。
その口に淳宏は鉛筆をぶち指してやろうかと思ったがめんどくさいのでやめた。
「うぅぅ~暇だよぅ」
床で駄々をこね始めた晴。
まるでおもちゃを買って欲しいと願う子供の姿。
正直、中2でやるような行動ではない。
やがて、淳宏はホウキ二本持って来た。
「掃除し「「やだ」」…返事、早ぇよ」
淳宏はハァと一息ついて三喜男と晴にホウキを持たせた。
「やれ」
「えっと命令ですか?」
「俺は出かける。
やってなかったら
どうなるか分かってるな?」
淳宏必殺技
魔王の笑み
これを喰らった者は
どんな命令でも聞く。(この二人限定)
「…はい」
二人は恐怖で震えていた。
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