主人公、死んじまう

4/4

372人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
タッタッタッタッ 表通り迄後100メートル位だ 十分逃げ切れるだろう そして、やはり後で思い知らされることになる これも、俗に言うフラグだったのか、と 男の様子を確認しようと後ろをチラッと見てみると、拳銃を持ち、こっちを狙っていた うわ、マジで? やべ、死んだかも そんなことが頭に浮かんできたが、全力で表通りに向かって突っ走る 表通り迄後50メートル位の時 パンパンパンパンパンパン と、後ろから銃声が六回聞こえた 二発は外れたが、残り四発は、当たってしまった クソ、まじいてー こんなことになるなら、ここに来なきゃ良かった あ、相手が拳銃持ってたのって、俺が考えてた最中にフラグ要素が………あったな あー、意識が朦朧としてきた クソ、フラグなんて………消えちまえ そんなことを考えながら俺は、意識を手放した
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

372人が本棚に入れています
本棚に追加