そんなこんなで幕末生活!?

さぁ!私の青春時代の幕開けだ!

201X年･春―

私、藤川時雨(ﾌｼﾞｶﾜｼｸﾞﾚ)は高校生になった。新しい制服、新しい校舎、新しい友達…。
まだ入学して間もない私には、それら全てが新鮮だった。
そして、今日も――――

『いってきまーっす!』

｢車に気を付けね!!あと危ない人に団子あげるからって言われても付ついていっちゃダメよ!｣

『私何歳児ぃぃ!?とりあえず行ってきます!』

朝から母に変な注意され、私は自転車で学校へ向かった。

『だーれが団子一本でつられるか!最低10本＋抹茶パフェじゃないとつられないもんね!』

自分ではああ言っているけれど、ご覧の通り単純なんですこの主人公。