天女、舞い降りる

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 胸に響く。 とても酷く、深く。 不思議な音は、今も鳴り響いて聴こえる。 周りの者は気付かない。 自分だけにしか聴こえない音。 …何故。 考えても答えは見付からない。 疑問だけがぷかりと浮いて、脳内を支配している。 ―シャラン 「!」 再び音が変わった。 「!?」 ―と、同時に青白い光もより一層眩しく光る。 「何だ!?」 「わぁ…すごいや」 土方たちも驚嘆の声を上げた。 するとどうだろう。 青白い光は次第に縮まり、“何か”が出て来る。 「………!」 「なっ、んだよ…あれ…」 「天女……?」  
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