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「ぐれい動。心優しき巨神の章」
…と会場に声が響く。
『これはなんでしょう!? 何か声が聴こえましたが~?? ガロ・ブーシュカは死んだはずだ~! だがいるはずのない男の声を確かに聴きました! どういうことな…』
ふと上を見た時だ。
『…っと~~~~!! いまぁ~す!! います! います! ガロ・ブーシュカを只今発見しました! 上です。 上空。 粉砕されたと思っていた。 しかぁ~し、彼は生きています。 それどころか傷一つ付いていません! いったい何が起きたというのかぁ~~!!』
少年、ビル十階程の高さにいて夜風に吹かれながら気持ちよさそうな顔をしている。
「なんだか今日はひと思いにやれそうだよ。こんなに高くとべた。あんまり動くなよ。二つの頭いっぺんに潰したげるから」
『わぁ~きちゃったよーこの体勢! 出てしまうんでしょうかガロ・ブーシュカのフィニッシュホールド! 見せてくれるんでしょうかサイコーのショー!! さぁ注目しやがれ腐れ共~!!』
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