第二話

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有が出てった後の居間。 (佐伯視点) …びっくりした… 橋本さんってあんな風に笑うんだ… 少しドキドキしてる。 ふと永山の方を見ると 普段あんなに騒がしいアイツが ポカーンと口を開けて固まっている。 「永山。」 話しかける。 「…薫たん。」 「何?」 「有ちゃん…可愛いよね。」 永山がポツリと呟いた。 「…あぁ。」 不覚にも同感。 …橋本さん大丈夫かな 女の人に飢えてるこの高校で あんな笑顔見せたら… 大変だ 同室に決まった時 理事長に 『絶対手を出されないように見張っててね♪』 って言われたけど…不安だ。 本人は自覚がないみたいだし。 ふと窓枠の外を見る。 星が輝いている。 ―どうか橋本さんが平穏無事でいられますように。 心の中で祈った。 第2話終わり
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