第三話

2/22
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
翌日。 …眠い… 結局、ワークが終わったのは日付が変わる頃だった。 今は授業中。 怖い担任の物理だが爆睡している生徒がちらほら。 やっぱり大変だなぁ… ちゃんと起きてるの高野くんぐらいだし。 なんか寝てるの見てると…こっちも眠くなる… しかし担任は怖いので眠れない。 キーンコーンカーンコーン… そんな葛藤の中、授業が終わった。 やったぁー 休み時間になる。 …やっと思い切り眠れる… そう思った時だった。 「橋本さん、ちょっといい?」 高野くんがやってくる。 「…はい。」 中庭に連れてかれる。 庭は手入れが行き届いている綺麗な薔薇がたくさん咲いていた。 「あの…」 早く寝たいから教室に戻りたいなぁ… 「もう大丈夫だと思うよ。」 高野くんが言った。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!