始まり

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呼んでも出てこないところを見れば、姿を現すつもりはないのだろう。 俺は仕方なく再び自宅を目指して歩くことにした。 しかし、俺が前を向き直った瞬間、後頭部に凄まじい衝撃が走った。 「っぐ…!」 倒れていく身体を支えることも出来ずに、俺は為すがままに身体を傾ける。 ドサッと俺の身体が地面に倒れた。 畜生…一体…誰だ…こんなマネ…しやがるのは…。 顔を見てやろうと必死に顔を上へ向けるが、視界が霞んでよく見えない。 「ちく…しょ…」 俺はそのまま気を失った----------。
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