第一章

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「ところで…あなたは囚人でしたか?」 「…!?あっあぁ…わかってたのか」 やはり…殺すしかない しかし、その気にはならなかった。 「ええ。まぁ。」 そういうとルクスはリオの手の甲を指差す。 つられてリオは自分の右手の甲を見る 「!?…なんだコレは⁉」 リオの右手の甲には魔科学的な紋章が描かれていた。 痛みなどの害の感覚はないが、かすかに気味が悪い黒い光が煌めいている。 「『印』ですよ。罪人には右手に、伝染病などの危険性のある人物には左手の甲にでるんですよ~😃」 ルクスは笑って答える 「じゃあ…」 「このまま旅をするなら先は大変ですね」 「……」 絶望だ。 「しかし、消す方法があります」
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