序章

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「ただいま」 僕は自分の家のドアを開けた。 「お帰り、お兄ちゃん」 「あぁ、ただいま」 僕を出迎えてくれたのは 僕の妹 [藤咲 早紀] 眼に入れても痛くないくらい可愛い妹だ。 ちなみに中学三年生。 「早紀、父さんと母さんは?」 「また旅行だってさ」 一言も無く両親はいつも僕らを置いて旅行へ行く 「呆れた」 思わず言ってしまった。 「駄目だよお兄ちゃん、お父さんもお母さんも息抜きが必要なんだから」 優しい妹だ。 母さんがいないと早紀が家事をしないといけないのに。 ちなみに僕はインスタントしか作れない。 「今日は何が食べたい?」 「そうだな・・・ハンバーグが食べたいな」 僕は男女問わずファンの多いハンバーグを選んだ。 「わかった。 じゃあ食材買ってくるね」 楽しそうに早紀はスーパーに行った。 着替えてから僕はテレビを見る事にした。 それにしても今日は眠い。
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