序章

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風呂の中で僕はあの女の子の事を考えていた。 あの女の子は何故笑っていたのか? 分からない。 裕二は助けようとしたら目が覚めたのにどうして僕は歩けた? それも分からない。 謎だらけだ。 もしまたあの夢を見れたら女の子に話し掛けよう。 そう決めて僕は風呂を出た。 「お兄ちゃんどうしたの、とても眠たそうだけど?」 「あぁ、今日は朝からずっと眠いんだ」 「大丈夫?」 また早紀に心配された。 「あぁ大丈夫だよ。 今日はもう寝るから」 そう言って僕は自分の布団に入るなりすぐに寝てしまった。
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