0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
真剣に云うものだから、琉姫は考えた。
一年という短い間に、高梨が女らしい行動をとった事があったかどうかを………………。
思い当たる節はあるが、確実に、女だと言える行動はない。
「毎月腹痛いとか、今は髪の毛短いけど、昔は男の癖にポニテだったし、比較的男子よりは小さい方だよ?」
「ふーんー………。ねぇ……これは思いたく無いんだけどね…男子トイレに………………」
「そうよね…ごめんなさいね。変な事云って」
琉姫は首を横に振った。
それは否を意味する。
「大丈夫だよ。男子と絡むより女子と絡んでたよ…」
「あの、女顔だからね。仕方無いわね」
弥莎はクスリと笑って見せた。
.
最初のコメントを投稿しよう!