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そのまた翌日。
『ぉ、ぉ、おはよう…ございマス//』
顔を紅く染めて消え入るような声で言ったお前。
「…ぇ。ん。おはよう」
戸惑いながら返事を返したものの。
Why?
今日も違う。
昨日のアイツはどこにいった?
キャラ設定を直して成功しただろう。
しかし、アイツと友達は何事もなかったように普通に談笑してる。
からかわれてるのか?
とりあえず、お前の友達に聞いてみるとする。
「ちょっといいか?」
俺は、お前の友達を呼び出した。
「なになに?どしたの?」
「アイツは俺をからかってるんじゃないだろうか、学校が始まってから毎日キャラが違うんだ」
俺が真剣に言うと友達は何か閃いた様子を見せ、にやつきはじめた。
「ははーん。大丈夫、からかってないよー。あの子はある一定の人間だけに多重人格だから」
What!?
どういうことなんだ。それは。
「私に対してもそうよ。でもすごいなぁ…あははは。ま、明日も違う顔を見せるから楽しみにしてあげて。じゃねー」
「ぇ、ちょっ、まt…」
そう告げてお前の元にもどっていってしまった。
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