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「メリーいる~?」
メリーの仕事部屋にノック無しで突入
部屋にはメリー1人だから問題ない
「あらカイ君どうしたの?今日は仕事の予定は無かったわよね?」
「…メリーをアリスに紹介しようと思う」
書類仕事をしているメリーに告げる
「…突然どうしたの?いつか会いたいとは思っていたけど…」
「俺の…か…か…」
「か?」
「かっ彼女を紹介しようと思って…」
「…カイ君…嬉しい…嬉しいけど…私でいいの?」
メリーは涙ぐみながら不安げに尋ねてくる
「前にも言ったが…俺はメリーがいい。…俺の彼女になって下さい」
「…カイ君……喜んで…」
メリーと抱き合い見つめあう
メリーがそっと目を瞑り2人の唇が近付いていく
「…仕事おわる頃に迎えに来るから」
唇が重なる前に姿を消す
「えっ?カイ君!?」
「メリンダさん大変です!!」
「~~~~っ」
突然飛び込んできた部下を見て俺が消えた理由を理解する
「ランクSS同士でいざこざが!乱闘に発展しそうです!」
「そのくらい自分で処理しなさい!!やり方ぐらいいくらでもあるでしょうが!!」
「ひっ!?」
ブチ切れたメリーにギルド事務員が怯える
「…案内しなさい」
…揉めたSSが気の毒になりそうなくらい冷たい表情でメリーが部屋から出ていく
「ここが俺達の家だよ」
夕方メリーの仕事が終わるのを待ち2人で帰宅
「…ねぇ?お土産これだけでいいのかしら?もっと服とかおもちゃとか…」
メリーが持っているのはケーキの詰め合わせ
俺が食いたいのだけを選んだ
「服はこないだ買ったし、おもちゃも作ったばっか。さっさと入ろうぜ」
おもちゃって言っても剣だけど
「ただいま~」
ドアを開け中に入るとパタパタとアリスが走って出迎えに来る
「お帰りなさいパパ」
うん、アリスは可愛いな~
「お邪魔します」
「アリス。この人はメリー。俺のかっ彼女だ」
「…えっ」
「メリンダです。メリーでいいわ。アリスちゃんよろしくね」
「あっ…はい。よろしくお願いします」
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