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『ここ、おいで?』
私は横向きになって腕をぽんぽんと叩いた。
するとチョコラはゆっくり布団の上を歩いてきて私の二の腕に頭を置いて落ち着いた。
『この子もしかしてかなり賢い…かも』
人間の言葉が分かるのか、ちゃんと従うチョコラが可愛くて可愛くて仕方がなかった。
チョコラは朝まで私と布団で寝たんだよ。
側から離れなかった。
親だと思ってくれてたのかな。
凄く嬉しかったのを覚えている。
こうして、チョコラと初めて出会った日が終わっていった。
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