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「俺は…のあの曲も声も良いと思う。
だからボーカルにって思ったし、亮に対して見る目あるなって思った。でも、のあは嫌かもしれないけど、やっぱのあは今の方が可愛いと思う。
そのまま素の、のあが可愛いと思う。
辛かったことを無理に忘れろとは言わない。
でも、俺達shooting starがのあの居場所になれない?
のあが落ち着く場所になれないかな?」
「……ありがとう。
亮、陸。
もう1度…殻を破ってみようかな…」
自分に言い聞かせてた。
このままで良いんだって。
でも…それって無理してた。
「俺達が破ってやるよ。
俺達が守るからshooting starのボーカルのあとして学校行かないか?」
「うん……。
頑張ってみる」
私は笑顔を見せた。
本当は凄く不安だけど…自分を変えるチャンスはもう無い気がする。
「それってボーカルになってくれるってこと!?」
「うん。
私で良ければ…。
宜しくお願いします」
2人に頭を下げる。
「やったぁ!!
ありがとう!!
のあチャン!!」
「そうと決まれば、これ」
陸はテーブルにCDを置いた。
「俺達の曲。
のあの声に合わせてアレンジ変えたり新しい曲もつくるけど、取り敢えず覚えろ。
それとのあの曲も、バンド用にアレンジしても良いか?」
げっ…。
でも陸らしい歓迎の仕方…。
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