第一章 【居場所】

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「だって2人とも寝てたから…」 「でも結局こうゆうことになるだろ?」 陸は怒ってる。 「ごめんなさい」 「いいじゃん。 りっ君。 無事だったんだし。 亮ちゃんキックも完璧!!」 亮が笑いながら恐い顔をしてる陸の肩を叩いた。 「2人とも…ありがとう!!」 私は2人に駆け寄り腕をぎゅっと掴んだ。 すると陸も亮も片手で頭を撫でてくれる。 結局、雑誌に載ってたミュージシャンでもあり、モデルのアンの服を参考にすることにして、私は両手一杯の服を買った。 荷物は2人が持ってくれたけど。 ついでに2つ1組のピアスを2つ買って、4人で1つずつお揃いで分けることにした。 星のピアス。 夜、健斗が合流し路上で10枚のCDは完売。 飲み物とお菓子を買い込んでスタジオで私の歓迎会をしてくれた。 「新生shooting starにカンパーイ!!」 この日、私にやっと居場所ができた。 練習をしているうちに4人共、床で寝ちゃったけど。 4人の片耳には星のピアスが光ってた。
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