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「お前も呼び捨てで呼べばいいだろ。大して歳、変わらないし」 「え?学生なんですか?」 「そう。高2」 「…なんだ。同い年じゃん」 なんか、敬語使ってた私がバカみたいじゃない。 「てっきりもう成人してるのかと…」 「よく言われる。そんなことより、早く掃除手伝えよ」 といきなりほうきを渡される。 「何で、私が…」 「礼なしで帰るつもりだったわけ?」 「う…」 さすがに、そう言われたら何も言わずに帰るなんて出来ない。 「どうせ帰るなんて出来ないんなら、早くやって帰ればいいだろ」 「…ハイ。」 同い年なのに…、上から目線。
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