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はあ、はあ、… 本当に変な人。 勢いよく駅まで走って来ちゃったけど… まだ顔が熱い。 最低で本当に嫌いなのに…、どうしてまだ心臓の音が早いの? 「早く、帰らなきゃ」 どうせもう会うこともないんだし、今日のことは全部忘れよう。 「…ん?」 さっきまで気付かなかったけど… 定期入れに何か入ってる? 少し厚くなってる定期入れを見て思いっ切り目を開いた。 「何、コレ…」 生徒手帳?しかも、私のじゃない。 翔のだ… 「どうしよう…」 こんなの私が持ってたら絶対に翔が困るよね。 電話、した方がいいのかな? 私はイタズラでかかってきた翔の携帯番号を眺めた。
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