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「え。何?ソレナンパじゃん!」
「ちょ、亜希!声大きいっ」
飲みかけのグラスを机に置いて私は亜希の口を塞ぐ。
「ごめんごめん。つい…」
ついって…
「それにしても、真由。これで何回目なの?」
「え?何が?」
キョトンとしたまま私は亜希を見つめた。
「ナンパされた回数よ!」
「えぇ?そんな、今回初めてだよ」
そんな何回もナンパされるほど私は出来た女じゃない。
本当に、どこにでもいそうなただの高校2年生だ。
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