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「ふーん?で、何て言われたの?」 「あ、うん。何か連絡先教えて。みたいな事を…」 「学生に?」 「学生だけど、大学生?」 そう曖昧に言えば、亜希の目が更に大きくなる。 「嘘ーっ!そんな、凄いじゃないの!」 そうなの? 「あ。でも断ったよ」 私は目の前にあるポテトを摘んで口へと入れた。 「なっ…、もったいない!」 「だって知らない人だよ?それに、そういうの苦手だから…」 「真由って、本当に純粋って言うか何て言うか…」 そう渋い顔して言われ、私は何も言えなくなる。
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