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「亜希、あの人の事好きなの?」 「違うわよ!ただの目の保養」 冗談混じりに笑う亜希を見て、少し驚いた。 「なんだ。てっきり本気なのかと」 あんな亜希の色っぽい声聞いたの久々だったし。 「ちょっと、あの人はハードル高すぎない?」 「え?」 「ほら、周り見てみなよ。」 「ん?何か変?」 「学生多い、しかも女の!」 あぁ、言われてみれば確かに。 「きっと彼狙いなのよ!」 亜希の予想は外れていない気がする。 周りの人の視線の先を見ればすぐに分かる。 「あんな視線受けてたらストレスで破裂しそう」 モテるって、苦労するよね。
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