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しばらく髪を撫でていたが一向に顔を上げようとしない柚木
『柚木…?…え?寝てる?』
顔を近付けると柚木はゆっくり顔をあげた
『寝てません…』
柚木と至近距離に顔が近づくと 綺麗な顔の作りにドキリとする
柚木が身体をずらし目を閉じながら俺の唇に優しくキスした
『…ゆず…』
自然な流れで柚木の身体を抱き止めながらお互いの唇を重ねあう
俺の首に腕を絡めてくる柚木のタイミングに合わせて唇はより深く繋がる
柚木の舌の熱が俺の口内に広がっていく
背中に回した俺の手の平は柚木の身体の線をなぞるように滑らせながら柚木の身体を引き寄せた
深く絡み合う舌を行き来させ時々そのまま目を開け見つめあう
徐々に柚木の欲情が伝わり出すと共に俺も興奮してくる
今日こそは思いっきり柚木を感じさせてやりたい
初めて俺のあげた鍵を使って来てくれた
俺の勘違いかもしれないが…
柚木が少しづつ俺に心を開きかけてくれている様な気がしてならない
言葉で表現出来ない想いは溢れ出す
せめて身体で伝えたい
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