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「あ、見っけ。あたし、3組だわ。」
真帆が3組のクラス表を見ながら言った。
「っとー…」
ん?何?また何か探しは
じめたよ。
真帆は、自分を見つけたかと思ったら、またクラス表を見ていた。
あたしを探してくれてんのかな。
優しいやつめ。
「ああっ、最低!」
え、最低!?ごめんなさいい…。
て、あたし何謝ってんだ。
「どうしたんだ、真帆よ。」
あたしとクラスがバラバラになったとか?
「広樹とクラスが別…」
て、あたしじゃないんかいっ。
ああ、なるほどね。
あんた、彼氏探してたのね。
「それは残念でした。」
隣で、悲しがってる友人に適当に声をかけ、あたしは自分の名前を探すことにした。
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