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青年が店を出ようとする。
「なあ」
男が青年に声かけた。
「なんですか?」
青年が振り返る。
「来世で会ったら、また旨いカクテル教えてやるよ」
「はい。
その時は、奢らせてもらいますから」
二人が軽口を叩く。
そして、青年は店を出ていった。
再び二人だけになる。
ふと、マスターが男の前に、あるカクテルを出した。
「マスター、これは?」
「私の気持ちです。
たまにはいいでしょ」
マスターがだしたのは、プースカフェだった。
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