プースカフェ

12/13
前へ
/13ページ
次へ
青年が店を出ようとする。 「なあ」 男が青年に声かけた。 「なんですか?」 青年が振り返る。 「来世で会ったら、また旨いカクテル教えてやるよ」 「はい。 その時は、奢らせてもらいますから」 二人が軽口を叩く。 そして、青年は店を出ていった。 再び二人だけになる。 ふと、マスターが男の前に、あるカクテルを出した。 「マスター、これは?」 「私の気持ちです。 たまにはいいでしょ」 マスターがだしたのは、プースカフェだった。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加