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青年はそれを、一口飲んだ。
「おいしい」
青年が意外なように、小さく呟く。
それを聞いてか聞かずか、男が青年に声をかけた。
「なあ、あんちゃん。
こういう所に来るのは、初めてかい?」
青年は、今まで黙っていた男に、いきなり話しかけられたことに驚いた。
しかし、それを表に出さないようにしながら答える。
「はい。
先月、二十歳になったばかりなので」
「そうかい」
男はそう言って、ハンターカクテルを一口飲む。
青年もつられて、自分のを飲んだ。
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